事業内容

砂防・治山

梅雨前線や台風接近等によって突然発生する自然災害から地域の人々の命と財産を守るための
土砂流出に備えるためのえん堤や、地すべりを未然に防止するための地すべり防止施設等の測量・設計に加え、
森林内の土砂流出防止を目的とした治山施設の測量・設計も行っています。

土砂災害から命と財産を守る盾

熊本県が地史的に古い時代から新しい年代まで、さらに火成岩類、堆積岩類、変成岩類といった多様な地質から構成されていることから、土砂災害から命と財産を守るため、「砂防えん堤」「地下水排除工」といった砂防・地すべり防止施設設計を行うことで、下流域への土砂流出や地すべりを防ぎ、土砂災害の軽減に寄与しています。

荒尾市万田本井手線
美里町船津吐合線
葛ノ尾川(柏川支川)整備前
葛ノ尾川(柏川支川)整備後

山を治めて、災害を未然に防ぐ

森林のもつ多面的機能への期待が高まる中、熊本県は、約4500km2の森林面積を有しており、地域材の小国杉に代表されますように、林業が盛んな地域にあります。その一方で、地形が急峻で、阿蘇の火砕流堆積物に代表される脆弱な地質特性にありますので、土砂流出防備などを目的とした治山事業における測量・設計も行っています。

大津町菊池管内治山
大津町菊池管内治山